たこ麻呂の一人吟行

岡本梅林公園
たこ麻呂の一人吟行 · 23日 2月 2024
岡本の梅林はかつて「梅は岡本、桜は吉野、蜜柑紀の国、栗丹波」と謡われるほど 有名な梅の名所だったらしい。昭和13年の大水害や神戸大空襲やその後の宅地化により大部分を失ったが、昭和57年0.46ha、42種196本の岡本梅林公園としていにしえの面影が復活した。天皇誕生日の当日は、約束の阪急岡本駅に集合し生憎の小雨と寒の戻りでダウンを着込む程の肌寒いなか観梅を強行した。

森林植物園の紅葉狩り
たこ麻呂の一人吟行 · 14日 11月 2023
10月の平均気温は過去最高を記録し11月になっても木の葉が一向に色づかない。紅葉は2週間くらい遅れているらしい。やっとここ2,3日10度を割る気温となり満を持して神戸市立森林植物園を訪れた。誰もが同じ思いで訪ねてきたのか、平日の割には訪問客が多い。車椅子の人や外国人も見かけた。最低気温が7度だったため厚めのシャツを着てダウンジャケットまで用意したが、太陽が出ると気温が上がり小春日和となった。殆どの人がトレッキング鞄を背負い一眼レフのカメラを提げている。最近は特に女性のカメラ愛好者が増えている。道中の西六甲ドライブウェイは殆ど紅葉していなかったが、正門入口のメタセコイア並木は褐色に紅葉し優しく迎えてくれた。当園が誇るアナベルは閑かに枯れ尽していた。

県指定天然記念物ミズバショウ公園
たこ麻呂の一人吟行 · 22日 4月 2023
桜前線も東北に去り色々な花が咲き競う晩春を迎えた。例年より気温が高く全ての開花時期が早くなっている。チューリップや菜種やネモフィラの時期は終わった。永沢寺の芝桜は見頃であるが既に何度も行った。白毫寺の藤には早い。色々思案のすえ養父市加保坂の水芭蕉自生地の記事を見つけ、事務所に開花状況を確認し出かけることにした。明石から養父まで2時間半。長時間かけて水芭蕉だけを見に行くのでは物足りない。そこで少々遠回りにはなるが、予てから行きたいと思っていた多可町のマイスター工房八千代に寄り道をし「名物巻き寿司」を買って昼食にすることにした。

春を告げる鮊子漁の解禁
たこ麻呂の一人吟行 · 06日 3月 2023
朝から明石大橋前の海峡に漁船が集結しエンジン音を轟かせるため何事かと覗いてみた。想像した通り玉筋魚漁が予定より2日早まり4日に解禁されたことを夜のニュースで知った。明石に春の到来を告げる鮊子漁の解禁である。残念ながら近年は漁獲量が激減し、今年の鮊子の小売価格は一昨年並みの高値である。解禁日の4日の初物はキロ4,500円位、6日の午後は昨年並のキロ2,500円位で売られている。漁は2週間くらい続く。マンションの前の護岸では長い竿を持参して盛んに若布掻きをしている人影が見えた。

第41回全国豊かな海づくり大会
たこ麻呂の一人吟行 · 13日 11月 2022
第41回全国豊かな海づくり大会(兵庫大会)が11月12日(土曜)と13日(日曜)の日程で開催された。兵庫県は古代から平安時代まで「御食国(みけつくに)」と呼ばれ、皇室・朝廷に海産物を中心とした御食料を貢いだとされる土地らしい。13日は明石市民会館で10時から式典が執り行われ、同14時からは海上歓迎と放流行事が行われた。運良く住居のマンション前の国道28号線を通って200m先の明石市民会館に向かうため、天皇皇后を乗せた車を間近で見ることができる。またマンション裏は、向かいに淡路島が、左手に明石大橋が見え、明石海峡では国旗と大漁旗を掲げた80艘ほどの漁船の歓迎パレードを見下ろすことが出来た。

あいな里山公園の秋
たこ麻呂の一人吟行 · 25日 9月 2022
暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものだ。台風14号が去った日本列島はすっかり秋らしくなった。巣籠もりをしていると季節も感じないため、しあわせの村に隣接した国営明石海峡公園の神戸地区、通称「あいな里山公園」に秋を探しに弁当持参で出かけた。46hrの敷地には移築した茅葺き屋根の古民家や長屋門や農村舞台があり、棚田や溜池や小川などの自然が昔ながらの景観のまま保存されている。北東の隅の「相談が辻」は、鵯越を経て須磨一の谷に向かった義経の軍勢が合戦の作戦を練ったと伝わる伝承の地である。義経との悲恋の静御前を偲ばせる「白拍子の家」もある。

神戸厳島神社の針供養
たこ麻呂の一人吟行 · 11日 2月 2022
針供養についてテレビや新聞で見たことが有るが、現場を見たことは無い。調べると、和歌山市加太に総本社のある淡嶋神社の淡島信仰(女性の病気や安産・子だから等あらゆる事に霊験が有るとされている。下着のパンツを納めることでも有名らしい。)が針供養の起源であることが分った。このオミクロン株蔓延の状況下、和歌山には行けない。そこで兵庫県内で実施されている神社を調べたところ、神戸市兵庫区永沢町の厳島神社で2月8日の11時から針供養が行われる事を知り急遽出かけた。厳島神社の本殿脇に淡島神社が祀られている。

令和四年の元旦から神頼み
たこ麻呂の一人吟行 · 07日 1月 2022
明石の大蔵海岸は、東経135度の子午線が明石海峡に交差する海岸線にあり淡路島を対岸に望み初日の出を見る絶景ポイントである。毎年、東の空が白み始めると、300人以上の老若男女が日の出に合わせて集まってくる。明石大橋の向こうに登る朝日は、海峡の海面に反射して金波銀波となり、国生みの島・淡路島を照らし、東の空を七色に変化させる。初日の出には、コロナを吹き飛ばしてくれる淑気と感動がある。しかし迂闊にも令和4年の初日の出は寝過ごしてしまった。写真は代わりに、1月7日すなわち「人日」「七草」の日の出である。

丹波市青垣町稲土のクリンソウ
たこ麻呂の一人吟行 · 24日 5月 2021
新型コロナ感染対策として兵庫県は3度目の緊急事態宣言下にあるが、梅雨晴間の気分転換と運動不足の解消を兼ねて、丹波市青垣町稲土のクリンソウ群生地を見に行った。以前から友人に聴いており一度見に行きたいと思っていたところへ、NHKニュースで楚々とした美しい花模様が映し出され我慢できなく出発した。

永沢寺(三田市)の牡丹園
たこ麻呂の一人吟行 · 04日 5月 2021
五月晴れに誘われ、三田市の標高550mの高地にある永沢寺の2000株の牡丹園を訪問した。この地の冷涼な気候は、暑さに弱い牡丹の栽培に適しているらしい。私の郷里松山の札所の菩提寺は真言宗豊山派のため、本当は7000株の豪華さを誇る奈良の長谷寺の牡丹を見に行きたかったが、他府県に跨がって移動するため避けた。2回訪問したことのある芝桜の観光は省いた。水溜りにメダカの居た300万本の花菖蒲園の開花にはまだまだ早い。牡丹は、花の王様と呼ばれるだけあってどれも風格が有り堂々として華やかな美しさを見せていた。

さらに表示する