密を避け7月30日から8月4日まで松山へ早い目の盆帰省をした。松山には母が亡くなった後、空き家と田と墓が残っている。
毎回のことであるが座敷の廻りと庭は草が伸び放題で荷物も降ろさず早速草引きをした。手袋もせず半袖で草引きをしたところ、藪蚊と蟻に20カ所以上刺され膨れ上がり1週間以上夜も寝られないほど痒みに悩まされた。孫達を喜ばそうと数年前に植えたブルーベリーと姫林檎はたわわな実を付けていた。松山の在所は道後平野の中心部に位置し、墓地までの畦沿いの田には丁度「稲の花」が咲き、遙か石鎚連峰から吹いてくる風に揺れていた。俳人がよく「稲の花の香り」などと俳句にするが匂いなど感じたことは無い。
松山の水源として利用されるほど水が豊富で旨い。上水道と別に設けている地下水で淹れた珈琲は格別旨かった。また冷たい地下水で育つ米は、雪解け水で育つ魚沼産の米のように旨い。